PLATEAU HACK AWARDで得られた地形データの知見
前置き
先日(だいぶ前になってしまったけど)ブログに書いた通り、PLATEAU HACK AWARDに参加してきました。
そこで得られた知見はチームワークだったり、Unityのプログラミングだったり色々あれど、突筆すべきは「地形データに関する知見」だったと思います。
おそらく大概のUnity開発者やWeb開発者はそうだと思うが、私はどんな地形データがどのように公開されているかなど、地形データに関しては完全に無知でした。建築土木系の方は一定詳しいかもしれないけれど。
ハッカソン中に調べたり専門家に尋ねたりしたことがいつか誰かの役に立つかもしれないので、ここに書き残しておきます。
街路樹のデータ
東京都建設局では、街路樹の主な樹種と本数を公開している。
www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp
一方で街路樹の座標データは台帳で管理されており一般公開されていないが、杉並区は独自に公開している。
catalog.data.metro.tokyo.lg.jp
(上のリンク先で、「URL」を直接ブラウザで入力するとダウンロードできる)
海外だとオープンデータになってる場合がある。
ニューヨーク: data.cityofnewyork.us
地域メッシュと平面直角座標
地域メッシュ:緯度経度の値に応じて地図を分割したもの。
PLATEAUで使われているのは3次と4次。
以下のサイトから各マス目の緯度を割り出せる。
PLATEAUのデータは平面直角座標(ただし現実のデータの1/100)を利用している。緯度経度に変換などの計算をするには以下の国土地理院のデータが正確。他のサイトは間違っていることがある。
PLATEAUデータ
正直色んなところに散らばっていてわかりにくいと思う。
PLATEAU VIEWのオープンソースで公開されているコード github.com
実際の3Dモデルダウンロード場所 www.geospatial.jp
Unityへのインポート方法:モデルが原点からずれているというのがポイントで、モデルを原点にずらす…か、カメラを移動する必要がある(カメラ移動させる方が楽かも、、)。 styly.cc
3D都市モデルやCity GMLについてわかりやすく載っている www.mlit.go.jp
より詳しい使い方やデータ仕様 www.mlit.go.jp
ソフトやライブラリ
CityGMLのデータを閲覧するためのソフトには、QGISというものがある。
CesiumJS という、Webブラウザ上で操作する3D地図が描けるjsライブラリがある。