エンジニア1年目でやれたこと・やれなかったこと
はじめに
この記事はTECH PLAY女子部 Advent Calendar 2022 20日目の記事です。
こんにちは、まくと申します。晴れて新卒でWebフロントエンドエンジニアとして働き始めてから、振り返る間もなく毎日が過ぎてしまい、来年に向けてやれたこととやれなかったことを改めて整理したくてアドベントカレンダーに参加させて頂きました。よろしくお願いします〜
やれたこと
◎幅広い技術に触れる
Webフロントエンドエンジニアとして配属される、と聞いていたのでWebフロントエンド以外の領域に業務で触れるのは難しいかな、と思っていたのですが実際はそんなことはなく、予想を大幅に超える範囲の仕事に携わらせて頂きました。
幅広い業務に携わらせて頂いて、自分は狭く深くよりも広く色んなプロジェクトに関わり色んな技術を使っていくのは性に合っているな、と感じました。現状広く「浅く」になってしまっているのは本当に否めないのですが、チームにも複数のプロジェクトを掛け持ちして幅広い仕事をしてらっしゃる方もいて、うっすらそんな未来を思い浮かべたりしました。
でも結局Webフロントエンドが一番楽しく、Webフロントエンドエンジニアになって本当に良かったなと思う日々です。
◯技術書を読む
学生時代は「インターンやたまに自主開発はするけど技術書読んでコツコツ勉強したりはしない」という不真面目なタイプだったのですが、今年は必要に迫られたり自分で「読まなければいけない」ように追い込みなんとか数冊読むことができました。
必要に迫られ短期集中で読んだ本
全く経験のなかったCとC++を業務でやった時期があったので、ポインタとかヒープとかなんもわからんと言いながら必死についていっていました。VR開発でC#(というよりUnity)は経験あったのですがまるで別物でしたね…。
CやC++はあまり技術の移り変わりが激しくなく、Webにまとまった情報も見つからなかったので、「独習C」と「独習C++」という辞書的な参考書を購入し、通読するというよりはコード書いているうちに気づいたことや先輩に教えて頂いた知識などを付箋に書き込んで関連箇所に貼る、という勉強方法を取りました。
結果できたのがこの付箋だらけの本。メモを取るのが大好きなのでこの方法のおかげで楽しく勉強することができました。普段はデジタルのメモ書きばかりですがアナログでこうして勉強した跡が残るのはとてもいいなあ…。今見返しても当時の自分が引っかかったところがパッとわかるので自分専用最強の参考書です。
輪読会で読んだ本
自分で技術書読み進めていくのが苦手なら読む機会を強制的に作ってしまえ、ということでTECH PLAY女子部で以下の2つの本の輪読会に参加させて頂いていました。
それぞれ週一回少しずつ読み進める機会をちゃんと確保できたおかげで読破できました。本当にありがとうございました!
ちょっとずつ読み進めている本
CやC++は参考書に書き込んでいくという勉強手段が取れるのですが、Web系の技術は圧倒的にWebから得る情報が多いので、inkdropというノートアプリを利用して技術書で得た知識とWebから得た知識を集約しています。
当然ながら技術書の内容をノートアプリに打ち込むというのが本当に時間がかかり、なかなか読み進めることができないのです…しかしこれが楽しいしもう3年近く続けている第二の脳なのでやめることもできない…
こういう時は自分より他人に監視してもらうのが一番なので、薦めて頂いたみんチャレというアプリでなんとかモチベーションを保っています。
というわけで頑張って以下の本を読み進めていますが、なかなか読み終わっていません。
△LT会を聞く
今年前半はconnpassでイベントに申し込みまくりLT会を週1〜2ペースで視聴していました、が、最近は退勤が遅くなってきていて19時半スタートのLT会など聞く時間が取れず…。
ありがたいことにチームで週1回「フロントエンドのトレンドを追う会」をやっているので、そこで共有できるようにLT会にとりあえず申し込みだけして後からスライドだけ追いかける、というのをなんとか続けています。
◎人間関係の構築
技術的な内容からはずれますが大事なことなので。
引っ越してきて高校・大学時代の友人も誰一人身近にいない中、配属発表された時そのあまりの男女比の偏りに「これは精神がやられる」と思い、なけなしのコミュ力を振り翳した結果、他部署も含めて薄く広く知り合いがおりその中でもよく話したり遊びに行ったりできるくらい仲のいい同期が何人かいる、というそこそこいい感じの人間関係を構築できたような気がします。
特にエンジニア研修中に男性多数に対して女性1人という状況だった時、積極的に周りに話しかけるようにはしていましたが、向こうから話しかけられることはほぼなく、一方で男性同期同士はどんどん仲良くなっているのを見てすごく壁を感じた時期もありました。なんだかんだ言ってこの時期も楽しかったですが馴染めていたか?と言われると疑問でした。もちろんこれは単純に男女比の問題だけではなくて個人のパーソナリティの問題もあると思うのですが、あとから同じような男女比の部署の方に聞いた話だと、女性が圧倒的に少ない状況で女性側から話しかけないと男性からは「どう接していいかがわからない」とのことで、やっぱり自分から話しかけるのはやってよかったなあと思います。話しかけていたおかげか研修が終わってだいぶ経った今では割と居心地のいい関係性が築けています、みんなありがとう。
そして研修が終わり配属されてからは、チームの方が温かく迎え入れてくださったのと仕事で強制的にコミュニケーションをとる機会が生まれたおかげで男性多数:女性1人という構図が変わらなくても辛くはなくなりました。
とはいえエンジニア同期も配属されたチームも男性ばかりという状況に疲れることもあるため「一つの環境に閉じこもらない」ことを意識して、他職種の女性同期と定期的に話すようにしたり、社外で女性エンジニアのオフラインもくもく会に参加したりしていました。
総じて人間関係の充実した一年を過ごすことができて、関わってくださった皆様に全面的に感謝です!
やれなかったこと
×勉強時間の確保
すべての根源はこれです。この一年振り返って何をやっていたかというと、めちゃくちゃ遊んでいました。コロナ禍の反動か、学生の頃より遊んでいます。
平日は疲れているし土日は大抵どこかに出かけるかゲームをしていて、「まとまった時間が取れたら技術の勉強しよう」と思っていると全く勉強できませんでした。猛反省です。
×業務の復習
メモを取るのが大好きな人間なので業務で得た知識はその場で業務で使っている某ナレッジ管理ツールに記録しているのですが、その復習が全く追いついていないです。ただメモを取るだけになってしまっています…。
社内勉強会で聞いた話などもちゃんと見返したいのですが全く時間を取れていません。
×自主開発
学生時代はインプットよりもアウトプット中心で色々作っていたのですが、働き始めてから本当にやらなくなってしまいました。面談で上長にそのことを話すと上長の方が面接時の私のポートフォリオを覚えてくださっていて、「せっかく面白いもの作れるんだからぜひ作りなよ」と背中を押して下さりました。
1人でモチベを保って継続的に何かを作るというのがどうにも苦手で、学生時代も締め切りのあるものに参加する or 短期集中のハッカソンに参加する ことが多かったので、一旦は比較的短い期間で作れるものに短期集中で取り組んでみたいと思います。
×規則正しく早く寝る
大学院生の時からかなり深夜型の生活をしており、今でも寝るのが1時半〜2時半くらいになってしまっています。 今の平均睡眠時間は5時間半で、せめて6時間は確保したいなあと思ってます。
「朝早く起きても結局何もできないから深夜まで起きちゃう」という話を同期にしたら、「人間すぐには変わらないんだから、起きて何もできなくても早く起きる習慣をつけるっていうのが大事だよ」とアドバイスを頂き、なるほど確かになあとなりました。
今年10月くらいまでは週2でレッドブルを啜る生活でしたが、今は週1以下になったのでちょっとはマシになってはいます。
やりたいこと
自分の伸ばしていきたい分野を決める
面談で「狭く深くより広く浅くいろんなものに関わる方が性に合っていそう」という話をした時、当然のことながら「広く深くじゃないとね」と言われました。
確かに周りを見るとロジックを書くのが強い先輩、デザイン設計に詳しい先輩、データ分析が得意な先輩、等々皆いろんな方向に尖りつつも基本的な知識は一通り網羅されていて、自分もそのようなT字型に成長していきたいです。現状の私は「どこを深掘っていけばいいかわからない」状態なので、自分がこの分野なら強い!と思えるものを見つけたいです。
勉強時間の確保
遊ぶ頻度を抑えて勉強時間を捻出します。
技術書を読む
読みたい技術書はいっぱいあるんですよ、やる気が出ないだけで…。
…読みます。というより、継続的に読むための仕組みづくりを何かしらしたいです。
自主開発
少しずつでもものづくりをしていた頃の自分を取り戻したいので、一旦来年は
- 自作キーボードをつくる:これは友達と一緒にやろう!と話しているのでやれます。めっちゃ可愛いキーボード作ります。
- 自分のポートフォリオサイトを作る:Adobe解約してしまったので、就活時に使っていたAdobe Portfolioの代わりになるものを作りたい。
- C++の復習も兼ねてUnreal Engineで何か作る:WindowsPCを買う(自作する)ところから始めないといけないので無理かもしれません…
を目標にします。
資格を取る
基本情報処理技術者の資格を取りたいな〜とぼんやり思っているだけでは全く勉強する機会を作れなかったので、ちゃんと資格の勉強をしたいです。業務のおかげで既知の知識も増えて昔よりは勉強しやすくなったかなと思うので、頑張ります。
まとめ
学生時代は全然自分の技術力に自信がなくて、「自分はエンジニアに向いていないんじゃないか」「本当にエンジニアになって大丈夫なのか?」と思ってました。今でも自分は決してできるエンジニアではないですが、毎日本当に楽しく働くことができているので、それが何よりも答えかな、と思いました。
Webエンジニアになって本当に良かったです。