初めてハッカソンに参加して、賞をもらった話

ハッカソンに参加してきた

ちょうど先週、『PLATEAU Hack Challenge 2021』というハッカソンに参加し、審査員奨励賞をいただくことができた。

ascii.jp

私はこのハッカソンでリーダー兼エンジニアを務めた。結果は良かったものの、良かったこともモヤっとしたこともあったので、振り返りのメモを残しておきたい。

どんな人が多かったか?

学生から社会人まで、それも若手からベテランまで、かなり幅広い層の方が参加されていた。

第一回は資料を読む限りシミュレーションなどの方面に詳しい方が多かった印象だが、第二回である今回はVR界隈の人がやたらと多く、故にUnityを使うプロジェクトが大半だった。

何らかの開発スキルを持つ人が8割、他が2割くらい。アイデアソン経由で参加される方もいるので、アイデアはあるけど開発スキルはない、という人ももちろんいる。

チーム開発・リーダーの難しさ

元々私は3人のチームで応募をしていた。この3人でハッカソンこそ参加したことはなかったが、某ブランドデザインコンテストや企画コンペに応募したりしており、今回も事前に3人で企画の打ち合わせを週1ペースで行っていた。(このハッカソンは事前にアイデアを提出する珍しい形式をとっていた)

悩みに悩んだ末、私の発案したアイデアで応募することに決まり、ハッカソンへの参加提案とアイデアの発案者としてリーダーを務めることになった。(とはいえリーダー経験はあまりなく、稀にリーダーをやった時もあまりいい思い出がなかった。)

3人のメンバーは私がエンジニア・他2人はデザイナーで、流石に開発が間に合わないだろうということでチーム参加者をハッカソン当日に募ることにした。そして4人のメンバーが新たに加わることになった。年代もバラバラでかなりベテランの方とも一緒に開発ができて、本当に貴重な経験だった。4人に加わって頂いたおかげでこのプロジェクトを形にすることができ、賞までいただけたので、本当に感謝しかない。

…それは一旦置いておいて。

ただチーム開発というのは本当に難しい。皆が皆、「このプロジェクトがより良くなるように」と自分の役割に囚われず積極的に動いてもらえれば一番いいのだが、「リーダーが自分に振った仕事しかやらない」のがほとんどだと思う。オンラインなら尚更。 その点において、7人という人数は多すぎた。今回エンジニアは3~4人くらいで動いていてちょうどよかったのだが、それ以上増やすのは恐らくきつい。そしてデザイナーは1人いれば十分かもしれない。 ハッカソンのデザイン業務を2人で分けると、必ず「暇な時間」が発生してしまう。

暇な人がいるなら、仕事を振らないといけない。開発に追われていた私はあまりリーダーをやっている余裕がなく、暇な彼に「ディレクション頼みたい」と雑に頼んでしまった。彼がなんとなく得意そうなイメージがあったので無理に押し付けてしまったのだと思う。曖昧な指示でうまくいくわけもなく、結局少し開発に余裕ができたら私が全てディレクションをやっていた。

結果的に賞もとれて、チームメンバーの方々も概ね満足されていて、嬉しかった。が、そうじゃない人もいた。でも何が原因かわからない。思いつくことはいくつかあっても、真相はわからず、もやもやしたままだ。

正直、「誰か1人でも傷つけるくらいなら、自分はもうリーダーをやりたくない」とは、思ってしまった。

「物」を見るのか「人」を見るのか

リーダーをやってみて、リーダー(マネジメント・ディレクション)の役割は2つあると気づけた。1つ目は「物」を見る、つまり計画を立ててプロジェクトを正しく遂行する役割。そして2つ目は「人」を見る、つまりチームのモチベーションを保ち、その人の適性を見て正しく仕事を振る役割。

今回、私は前者に振りすぎていたと思う。ただ現時点で後者の適性があるとはあまり思えない。周りを見ていても、後者の才能がある人って結構いて、どんな人とも仲良くできる人、褒めるのが上手い人、まとめるのが上手い人、たくさん見てきた。

私はそういった人たちとは遠いから、と普段は裏方的なポジションでチームを支えることが多かったのだけど、就活していた時インターン(という名のグループワーク)では「裏方ポジションもいいけど、リーダー的ポジションもやっていけると思うよ」とメンターの方から御助言いただいたので、適性が全くないわけではないと思う。

なので最初から諦めず、どうやったら近づけるか、これから少しずつ考えていきたい。

ハッカソンに大事なのは技術力だけじゃない

今回のハッカソンは評価基準があらかじめ定められていた。

そう、これを見ればわかる通り、「技術力」は含まれていない。 このハッカソンで求められるのは、「PLATEAUでないと実現できない価値があるか」だと感じた。それGoogle Mapでできるよね?というアイデアではダメなのだ。私たちのチームではその部分をよく議論していた(ただの3Dモデルとしてではなく建物のデータをどう活かすかを考えていた)ので、良い結果に結びついた。

これは他のハッカソンでも同じだと思う。技術力は大事だが、技術力だけを重視するハッカソンなんてそうない。

なんだかんだ言ってハッカソンは楽しい!

前半で色々書いたものの、1週間たっても熱に浮かされている。知らないメンバーと開発するのも、他のこと全部忘れて徹夜で開発するのも性に合っていて、とにかくアドレナリンがすごかった。(逆にコツコツ開発するのが苦手すぎてどうすれば…)

ハッカソン参加したい欲」が昂って、次に参加する予定のハッカソンの目処も立ててしまった笑 参加する前まで「ハッカソンで足手まといになったらどうしよう…」とか全く勇気が出なかったのが嘘のよう。

こんな風に、短期間でモノを作る機会を作ることが自分のエンジンをかける方法なんだ、と気づけたのはとても大きい。

次もリーダー的役割をするかはわからないけれど、もしなったら今回の反省点は絶対に活かしていこう。